事務局ブログ

エリマネ事務局が稲城・南山の日々を綴ります

【中止のお知らせ】南山 de ハロウィン

2021年09月24日

今年の「南山 de ハロウィン!」について、新型コロナウィルス感染症の状況も厳しく、万全な感染対策をとっての実施を行うための運営体制を整えることが難しいこと、子どもたちへの感染も増加していることから中止いたします。

例年人気のイベントでもあり、開催できず大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

令和3年度定期総会 開催報告

2021年07月27日

6月26日(土)に令和3年度定期総会を開催いたしました。
議案は全て承認され、今年度の年間計画も決まりました。

第1号議案 令和2年度活動報告及び収支、監査報告 承認
第2号議案 令和3年度の活動計画及び予算案 承認
第3号議案 令和3年度の理事及び監事改選について 承認


議事録

令和3年度定期総会 議事録

【連載】みんなでつくる!野菜づくり その2

2021年04月18日

エリアマネジメント南山の活動のあれこれをお伝えしていく月一更新の連載記事の第7回目。
今回は「みんなでつくる!野菜づくり その2」です。

先月、まず、じゃがいもから植え始めましたが、少しずつ他の野菜も植え付けを進めています。
実はじゃがいもを植えてからすぐ、植えた種芋を動物に掘り起こされてしまったり、不安なスタートだったのですが、
その後すくすくと育ってくれました! 4月の作業日で植えた野菜は、ブロッコリー、キャベツ、枝豆、ほうれん草、しそ・赤しそ、三つ葉などなど。

無農薬で育てているので、地道に草取りを頑張ります!

写真の左に見える葉っぱが育ってきたじゃがいもです。
「アンデスレッド」と「十勝こがね」という品種のものを植えています。アンデスレッドのほうが育ちが早く、なかなか芽が出てこなく心配していた十勝こがねですが、少し間をおいて無事に芽が出てきたので、ホッと一安心です。

ほうれん草の種まき

クワの使い方を教わって・・・

自分でもやってみる。

肥料を撒く手つきも少しずつこなれてきました。

苗やタネを植え付けた時にだけ水をあげます。そのあとは、基本的に水はあげなくて大丈夫だそうです。

美味しい野菜に育ってくれますように・・・

作業日は、ご家族で畑に来ていたり、子どもも大人もみんなで一緒に手を動かしたり、うまく育ってくれるかなあとお話したり、自然に会話が生まれていくのがいいですね。

草取りに関しては、作業の日だけでなく平日の空いた時間にそれぞれできる範囲でやっていくことに。

この畑の活動について、メンバーがインスタグラムで日々更新されています! ぜひこちらも見てみてくださいね。

https://www.instagram.com/okuhatayato.hatake.m/


みんなでつくる野菜づくりについて

「みんなでつくる!野菜づくり」は、奥畑谷戸公園(予定)の敷地内で、共同農園の形で野菜づくりを楽しみつつ、畑の周囲の植栽管理も一緒に行っていく取り組みです。畑にしていくスペースはまだあり、今後、再度募集をかけることも予定しています

畑の周辺の草刈りや植木の管理を担っていただくことによって、畑の利用料については無料となっています。
(野菜づくりや植栽管理の指導には、地元農家さんがあたります)

公園の管理に南山エリアにお住まいの方に関わっていただきながら、野菜づくりも一緒に楽しむ・・・。
公園管理の全てを誰かに委託しておしまい、ではなく、手間を自分たちで担うことによって、公園を活用して楽しむ余地を生み出していくことをめざしていますエリアマネジメント南山の趣旨としては「自分たちのまちを自分たちで守り育てる」ということを目指しており、住まい手による公園管理の取り組みの一つとして位置付け、広げていきたいと考えています。

南山BASEキックオフイベントのお知らせ

2021年04月7日

奥畑谷戸公園事務所のお隣にあるコミュニティ拠点「稲城南山クラブハウス」が「南山BASE」として改めて取り組みをご紹介するキックオフイベントが開催されます。

施設の紹介のほか、市内の地域活動を行うグループの紹介、東京ヴェルディやよみうりランドのHANA・BIYORIとのタイアップ企画も行われる予定です。

また、市内の平尾地区から、地元食材を使ったキッチンカー「走る♪洋食屋さん」も出店予定。

開催日時 2021年4月11日(日)12:00〜15:00
開催場所 南山BASE
共催 野村不動産株式会社・東邦レオ株式会社
協力 一般社団法人エリアマネジメント南山
東京ヴェルディ株式会社
株式会社よみうりランド(HANA・BIYORI)

【連載】みんなでつくる!野菜づくり

2021年03月23日

エリアマネジメント南山の活動のあれこれをお伝えしていく月一更新の連載記事の第6回目。
今回は「みんなでつくる!野菜づくり」です。

「みんなでつくる!野菜づくり」は、奥畑谷戸公園(予定)の敷地内で、共同農園の形で野菜づくりを楽しみつつ、畑の周囲の植栽管理も一緒に行っていく取り組みです。この度、第1期の呼びかけを行ったところ、たくさんの反応をいただきありがとうございました!第1期については締め切らせていただきましたが、畑にしていくスペースはまだあり、第2期、3期と広げていくことを予定しています。

畑の周辺の草刈りや植木の管理を担っていただくことによって、畑の利用料については無料となっています。
(野菜づくりや植栽管理の指導には、地元農家さんがあたります)

公園の管理をお住まいの方に関わっていただきながら、野菜づくりも一緒に楽しむ・・・。
公園管理の全てを誰かに委託しておしまい、ではなく、手間を自分たちで担うことによって、公園を活用して楽しむ余地を生み出していくことをめざしていますエリアマネジメント南山の趣旨としては「自分たちのまちを自分たちで守り育てる」ということを目指しており、住まい手による公園管理の取り組みの一つとして位置付け、広げていきたいと考えています。

そんな取り組みの第1期が2月末から活動をスタートしました!

説明会と現地見学を経たうえで、まず最初に育てる野菜は「じゃがいも」になりました。

肥料をまく様子

管理機(耕す機械)にもチャレンジ!

植え付けをする前に、畑を耕します。
造成によって固められた土地を畑にするために、事前に重機で掘り起こしていただいていましたが(ユンボで掘り起こしてくださった南進開発のみなさま、ありがとうございました。)、機械では取りきれない石を拾い、肥料をすきこんでいきました。18人くらいで作業を進めて1時間ほど・・・。やっと植え付けの準備が整いました!

種芋は半分にカットして、切り口の消毒のために灰をつけます

ヒモと棒をつかって、きれいに種芋を入れる溝を堀り、種芋を等間隔に置いていきます。

お昼少し手前に植え付けが完了! 今回は2種類のじゃがいもを植えましたが、収穫が楽しみです。
・・・が、数日後に予想外の出来事が!  山から降りてきた何かの動物によって、種芋を掘り起こされる事態が発生・・・!涙
今のところ対策できることがなく、定期的に畑を見て埋め戻すことに。 スタートすぐに豊かな自然の洗礼をうけてしまいましたが、挫けずに上手に自然と付き合って楽しんでいければと思っています・・・!

【連載】エリマネ活動への参加のしかた

2021年02月21日

エリアマネジメント南山の活動のあれこれをお伝えしていく連載記事の第5回目。
今回は「エリマネ活動への参加のしかた」です。

単発でのイベントや活動への参加、定期的な活動や、事業運営への参加など、いくつかの関わり方の違いについて、ご紹介します!

エリアマネジメント南山は、地域のこれからの姿を「自分たち」でえらび、「課題解決」や「価値向上」を目指して活動しています。活動の主体となるのは「南山にお住まいのみなさん」です。

自分たちの暮らす地域がよくしていくことで、自分たちの暮らしも楽しくなる、そんな循環が生んでいくために様々なことに取り組んでいます。ぜひ積極的に活動に参加していただけると嬉しいです。


親子ヨガの様子

1)単発のイベント・活動への参加

エリマネで開催しているイベントや、活動に参加者として参加する形です。
毎月、20日前後にニュースレターやウェブサイトにて情報をお知らせしています。

身近に残る里山の恵みを味わうイベントや、コミュニティに関するイベントのほか、親子ヨガやフリーマーケット、タウンコンサートなどは、会員の方からの提案いただき、形になりました。

ひまわり畑の手入れ

2-1)定期的な活動への参加

定期的に実施している活動への参加もいただけます。
頻度は活動によって異なりますが、月1回程度の活動が多くなっています。
現在は、公園・緑化推進事業が主に活動しています。

  • 公園事務所の庭の手入れ
  • 奥畑谷戸公園敷地内のくず払い
  • みんなの広場の手入れ
  • ひまわり畑での野菜づくり

やってみたい活動の提案も歓迎しています。

2-2)イベントの企画運営

イベントや活動へ参加者として参加するだけではなく、企画運営する側として参加することもできます。

南山の地域のなかでやってみたいことをご提案いただいても構いませんし、
すでにあるイベントや活動の運営メンバーとして加わることも可能です。

定期的な活動を通じて、地域の人たちとの新しいつながりも生まれていくのも、楽しみの一つです。

3)事業リーダーとしての参加

運営メンバーとして活動した先には、事業リーダーという形での参加もあります。
名前の通り、エリマネが取り組んでいる事業のリーダーとして、メンバーの方々とやりとりをしながら事業を動かしていきます。

南山の地域に必要な活動を新しく生み出していくこともできます。

定期総会の様子

4)理事として全体の運営に参加

最後に、エリアマネジメント南山の理事という形で、組織全体の運営に関わることもできます。

緊急事態宣言の対応について

2021年01月21日

政府から緊急事態宣言が出されておりイベントについては中止としておりますが、感染対策として下記の内容を追加いたします。何卒ご協力お願いいたします。

公園事務所 貸出時の利用人数・・・ご利用定員10名まで

貸出時の利用目的・・・飲食主体の利用はご遠慮ください。

【連載】エリアマネジメント南山の活動紹介

2021年01月17日

エリアマネジメント南山の活動のあれこれをお伝えしていく連載記事の第4回目。
今回は「エリアマネジメント南山の活動紹介」です。改めて、エリアマネジメント南山が現在掲げている7つの事業について、それぞれに紹介できればと思います。

2021年現在は、この7つの事業を基本に活動しておりますが、今後のまちづくりの状況や、ニーズや必要に応じて見直したり追加したりしながら、南山のまちづくりに取り組んでいきます。

様々な活動を広げていこうと事業を立ち上げていますが、目指している姿は「自分たちのまちを自分たちで守り育てる」というかたち。行政や、だれかに任せっきりにするのではなく、自らも活動に参加をしていく・・・。手間もかかるし、大変なこともあるかもしれません。

でも、エリアマネジメントの活動には、誰かがつくったルールのもとで暮らすのではなく、自分たちでルールをつくり、必要に応じてカスタマイズしながら暮らせるようなコミュニティをつくっていける可能性を秘めています。自分の意見がまちづくりに反映されたり、話し合いや実践を重ねていくなかで新しい活動や地域の課題が解決していくこともあるでしょう。ぜひ活動に参加してみてください。もちろん、楽しい活動もたくさん展開していきたいと思っています。


1)土地活用事業

土地の有効活用による南山の良好なまちづくりにむけて南山の地権者を対象に、相談窓口を設けています。


2)農業体験事業

南山の周辺に残された豊かなみどりにふれたり、里山のことを知ることができる機会をつくっています。
地元の農家さんとの協力のもと、季節に合わせた農作物の収穫体験や原木しいたけの植菌体験など、この土地ならではの体験が楽しめます。

里山ので収穫体験の様子

これまで実施したイベント
冬野菜の収穫体験
原木しいたけの植菌体験
焼き芋体験
里芋堀り
梅もぎと梅シロップづくり
門松づくり
お正月飾りづくり など


3)里山再生事業

里山の間伐材などを利用したペレット製造を目指すとともに、ペレットストーブの普及啓発に取り組み、
里山の資源を活用し、地域内循環型エネルギーの普及を目指します。

実施した活動
木質ペレットふれあいフェスタ

4)公園・緑化推進事業

・公園づくり
公園の維持管理について市民参加を目標にした組織づくりと、継続的な活動などに取り組んでいます。

・緑化推進事業
南山の里山に自生する樹の苗木を育成し、公園・緑地に植栽することにより自然を循環させ、南山の里山を、住民が主体となって再生させる取り組みや、畑づくりなどを通じて、暮らしの中に身近な緑との関わりをつくっています。

ひまわり畑の作業風景

実施した・現在取り組んでいる活動
・公園事務所の庭の手入れ
・奥畑谷戸公園敷地内のくず払い
みんなの広場の整備や維持管理、畑づくり
苗木の育成と植樹
・梅林の整備と手入れ

これまで実施したイベント
竹の子堀り
展望デッキの見学会、里山散策会


5)コミュニティ形成支援事業

交流会や親子、家族で楽しめるイベントを開催しています。ご近所同士の知り合いをつくるきっかけや、
親睦を深める機会として、様々なイベントを展開しています。「南山 de ハロウィン」は、地元の縁結び友i商店会や、事業所のみなさんの協力もいただき、年々規模が大きくなり好評をいただいています。また、会員の方からの提案により「フリーマーケット」や「親子ヨガ・大人ヨガ」、「タウンコンサート」など形になったイベントもあります。

地域のなかで、実現してみたいこと、地域のみんなで楽しめるイベントは随時募集中です。
また、イベントを企画・運営してみたい方も大歓迎です。一緒に地域を楽しむ活動を広げていきましょう!

南山 de ハロウィンの様子

これまで実施したイベント
南山 de ハロウィン
子育て交流会
絵本の読み聞かせ、歌遊び
フリーマーケット
タウンコンサート
・親子ヨガ
・大人ヨガ
里山さんぽ
クリスマスリースづくり


6)公園事務所管理事業

奥畑谷戸公園事務所の維持管理を行っています。

公園事務所の縁側のペンキ塗り

これまで実施したイベント
奥畑谷戸公園事務所の縁側整備


7)ビジョン推進事業

中長期ビジョンの策定と推進に向けた取り組みや、地域に関わる様々な主体(住民、事業者など)が集まり、課題解決や住民参加を進めていくための取り組みを行っています。

【連載】里山とは・・・

2020年12月14日

エリアマネジメント南山の活動のあれこれをお伝えしていく連載記事の第3回目。
今回は「里山とは・・・?」です。

私たちの身近な自然「里山」。エリアマネジメント南山のニュースレターや、イベントでも何度も使ってきた言葉でもあります。南山のまちは、元々は里山として使われてきた土地にできています。里山の言葉の意味や、里山をめぐる背景について、お伝えできたらと思います。


1)里山の言葉の意味

「里山」とインターネットで検索してみると、下記のような説明が出てきます。

里山(さとやま)とは、集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう。
【wikipedia】  https://ja.wikipedia.org/wiki/里山

これをもう少し噛みくだいてみます。
里山とは、私たちが生活しているすぐそばにある山であり、生活に必要なものを得るために利用し、その活動の影響を受けた生き物たちや植物が育まれている自然(山)のことを指します。手を加えた自然ということで「2次的自然」「2次林」とも呼ばれます。人の手が入らなくなった林は「極相林」という植物の移り変わりが落ち着く状態へと変化していきますが、今回は、詳しい解説は省きます。

生活に必要なものというのは、家を建てるための木材や、その木を木炭や竹炭にして燃料として利用し、落ち葉は家畜の糞尿とともに時間をかけて堆肥にして、畑で作物を育てるための肥料として使ってきました。現在では少なくなってしまいましたが、山で切った材木にドリルで穴を開けてキノコの菌を打ち込み、キノコを栽培するようなことも行われていました。

山菜の季節になれば収穫したり、四季を通じて暮らしを営むための様々な活動が行われ、自然の移り変わりに人の手が入った結果、手つかずの自然とはちがう豊かな生態系(動物や植物、人間を含めた関わり合いのシステム)が育まれてきました。

(*エリアマネジメント南山では、キノコの植菌体験のイベントを開催したこともあります)

里山のほかに、里地、里海というように、人々の暮らしと密接した自然のことを指す言葉も生まれています。


2)里山をめぐる背景

かつて、いまのように近代化・都市化が進む前は、多くのまちでは農業や畜産業のような一次産業が主な産業で、里山も生活に不可欠な、人間の活動と密接した自然として存在していました。稲城も同じように里山を利用してきた経緯があり、南山では縄文時代からこの地で暮らしが営まれてきたことがわかっています。

ただ、現代では、木炭や竹炭はガスに変わり、木材は海外から輸入してきたものが使われるようになりました。畑につかう堆肥は化学肥料に置き換わっていったり、私たちの生活の仕方の変化と合わせて生活に必要なものを得るために里山を利用することは少なくなっていきました。

さらに、里山を管理してきた人たちも高齢化してきており、手入れが行き届かなかったり、経済的な価値が生み出しにくくなってしまった結果、手放され荒廃してしまう、という状況に置かれています。これが、日本各地の里山の立ち位置です。

一方、南山では、これまで手がつかず荒れてしまった土地もありましたが、ここ数年の間で、NPOが立ち上がり、自分たちのフィールドをもち整備を進めたり、地元の保育園や幼稚園が自然・農業体験の場所として土地を取得して整備が進んでいる場所が増えてきました。住宅地との距離が近い南山の特徴を生かして、里山を新しい使い方が広がり始めています。


3)里山との新しい関係性

「生活に必要なものを得るための山」という私たちと里山の関わりは、かつてよりも弱くなってきています。

しかし、開発が進んでいった結果、自然は少なくなり希少性が高くなってきていることや、自然を豊かなところで暮らしたいという声も徐々に増えていっていることも実感として感じています。南山にまだ残る里山の自然に魅力を感じて、このまちに越してきた、という声もよく聞きます。

南山の里山のなかには、拠点をもち、活動を広げている団体もあります。

エリアマネジメント南山では、そういった団体と協力しながら、今の時代にあった「里山との新しい関係性」を生み出し、育んでいきたいと考えています。これまでにもキノコの植菌体験や、収穫体験などイベントを通じて里山のことを伝える活動も取り組んできました。山で集めたどんぐりから苗木を育て、奥畑谷戸公園の敷地内に植樹をするなど緑の再生も行っています。生産の場所としての里山以外にも、自然体験やレクリエーション、リラクゼーションの場としての可能性も考えられます。畑作業をしてみたいという声も少なからずあり、そういったニーズに合わせて、活動を広げていきたいと思います。

ぜひ里山でやってみたいことがあったら、教えていただけると嬉しいです。一緒に体を動かしたい、みどりが好きで関わってみたい、という方も歓迎しています。

【連載】エリアマネジメントと自治会の違いは?

2020年11月18日

エリアマネジメント南山の活動のあれこれをお伝えしていく連載記事の第2回目。
今回は「自治会とエリアマネジメントの違いは・・・?」です。

地域での活動を担うそれぞれの組織について、どのような違いがあるか、それぞれの役割などをまとめたいと思います。
ただ、それぞれの特徴や役割を事細かに書いていくと長くなってしまうことと、この記事の趣旨からは外れてしまう内容もあるため、大まかな概要とそれぞれの活動領域に限定して書いていくこととします。

それでは、まずは自治会についての説明から始めます。


1)自治会とは

地域の活動を担う組織として、よく知られているのは各地区ごとにある自治会です。全国には約30万の組織があり、名称も自治会、町内会、町会など様々です。稲城の場合は「矢野口・東長沼・百村・坂浜・大丸・押立・平尾・向陽台・長峰・若葉台」といった大字の地区ごとにあるほか、大規模な集合住宅ごとに立ち上げられている自治会もあります 。

自治会は、地域の課題や困りごとを住民同士で話し合い解決したり支えあう、自主的に活動を行っている地域自治組織です。

基本的に任意団体となるため、法律で細かく運営の仕方が定められているわけではなく、会のルール(規則や規則)は、住民同士で話し合い、無理のない範囲で、年度計画や会費を定めて運営が行われています。

家単位としての地域のつながりから、個人単位のつながりに市民意識が大きく変化してきているとともに、地域の連帯感や、人間関係が希薄になり、自治会の活動に無関心な世帯が増えてきており、加入率も低下してきておりますが、少子高齢社会における地域福祉の向上や行政との協働によるまちづくりなど、見直されてきている地域もあります。

有事の時には近くに住む人同士での助け合いも必要となってきます。東日本大震災では地域の“きずな”が改めて見直されました。地域防災力の向上の面からは、自主防災組織としての役割も担っている自治会も多いようです。

自治会では、現在、同じ地区に住む同士、安心して居心地よく暮らしていけるように、防犯パトロールや地域の美化活動、広報など、住みよい地域社会の創造に向けた取り組みを行っています。


2)エリアマネジメントとは

第1回目の記事「区画整理とエリアマネジメントの違い」でも書きましたが、区画整理事業により創られる新しいまちで、住民の意見を地域に反映し地域に関する活動を行っていく、行動を起こしていくための組織として、エリアマネジメント南山が立ち上げられました。

エリアマネジメントの組織は、国交省の資料(平成26年度時点)によると全国で76団体ありますが、南山では「まちが出来上がる前から=区画整理が終了する前から」エリアマネジメント組織を立ち上げ、活動をスタートさせました。周辺の自然を生かした農業体験や、交流会の開催など、地域のことを知ったり一緒に住まう人同士の交流のきっかけづくりを行い、早くこの地域のことを知っていただき、自分たちの生活環境の向上や、生活の充実に寄与できればと思い、取り組んできております。

おいでよ!南山 プラウドシティ南山 入居前の子育て交流会の様子


南山に残る里山風景

活動としては新しく創られたまちに必要な、地域の自治や、課題解決・価値向上の役割を担っているほか、開発前からの地域の希少種の保全や、残された地域にある緑を管理したり、緑を再生したりしていくこともエリアマネジメント南山の大切な役割の一つと位置付けました。

南山の区画整理事業は「東長沼・百村・矢野口」の地区にまたがっているエリアで事業が進行中で、現状は、各住戸はそれぞれ現在の住所の自治会に加入する形となっています。区画整理事業が完了するまでには、自治会の組織がどのようになるのかについて決まっていくものと思いますが、いずれにしても、地域課題の解決や、安心できる地域をつくっていくことに関しては、既存の自治会の活動と重なる部分もありますので、将来的には、自治会活動以外の地域の住民による主体的な活動を中心に取り組んでいくことになります。


区画整理事業の計画図 ※南山東部土地区画整理組合のウェブから参照


3)自治会とエリアマネジメントの違い・役割について

さて、それぞれの概要を紹介したうえで「自治会」と「エリアマネジメント」の違いについて、説明していきたいと思います。

「自治会」と「エリアマネジメント」の活動領域について、下記のように図に書き起こしてみました。

内側の青い円が自治会の活動領域、エリアマネジメントの活動領域が黄色の円です。

活動の目的としては、短くまとめると以下のようになり、異なる目的を持ちますが、補完し合える関係性を目指しています。

・自治会の目的
「地域内の課題解決や安心安全な暮らしを支える」(行政の補完的な活動も含む)

・エリアマネジメント南山の目的
「区域並びに隣接する里山の自然環境の維持活用」
「住民による主体的な活動」

「事業者を含む地域内外の団体との連携も含めた、まちの価値向上に向けた活動」

自治会もエリアマネジメントも、どちらも住民による主体的な関わりを前提としている点は同じですが、エリアマネジメントはより広い視点と関係性のもと、街の価値向上を目指して活動しています。

活動の担い手としては、地区内に住む人たちだけでなく、事業者(地域内にあるお店)や、地域で活動するNPO団体、活動の趣旨に賛同する個人、小学校・保育園なども対象となっています。南山エリア内外の団体や個人とも関わりを持ちながら、それぞれの関係者が得意とするものを持ち寄り、マネージメントしながら活動の幅を広げていっています。

具体例をあげると、毎年10月に行われている「南山 de ハロウィン!」では、稲城駅周辺のお店が加入している「縁結び友i商店会」や、エリア内の店舗にご協力いただき、年々規模を拡大しながら開催しています。今年は、大人と子ども、運営スタッフや参加店舗も含めると400人近い規模でのイベントとなりました。


4)まとめ

「自治会」と「エリアマネジメント」は今のところ活動に関して重なる部分も多く、分かりづらい面もあることと思います。今後、街ができてきて人口も増えていくことに伴って、自治会活動と、エリアマネジメントの活動がより明確になり役割分担がされていくようになります。防災・防犯や環境美化といった取り組みは自治会が、交流の場づくりやにぎわいづくりや、里山の維持管理はエリアマネジメント南山が、というように、お互いに得意なことを生かしながら、より良い地域をつくるために活動をつづけていきたいと思います。

行政の公共サービスの提供には限界が有ります。行政に頼るだけではなく、住民主体の望ましい生活環境の創造活動の拠点になれればと思います。